第55歩:身体を守ってくれるファイトケミカル!!
ファイトケミカルって何だ?
最近、ファイトケミカルっていう言葉を聞きますが、なんのことでしょうか?
ファイトケミカルはファイトとケミカルが合わさった言葉で、
ファイトは植物、ケミカルは化学成分のことです!
植物が紫外線や虫から自分を守るために作り出す「色」や「香り」や「苦味」などの成分のことをことを言います。
そして、
ファイトケミカルは体の中で、抗炎症、抗酸化、抗菌や、免疫力向上など様々な効果を及ぼすことがわかってきています。
主なファイトケミカルには、ポリフェノール、カロテノイド、イオウ化合物の3つの分類があります。
ポリフェノールは植物のほとんどに存在する色素や苦味の成分で、強い抗酸化作用、ホルモンの働きを促進する作用などが注目されています。
ポリフェノールにはブルーベリーやぶどうに含まれているアントシアニン、大豆に含まれるイソフラボン、緑茶に含まれるカテキン、ブロッコリーや玉ねぎに含まれるケルセチン、柑橘系果実の皮に含まれるヘスペリジンなどがあります。
カロテノイドにも抗酸化作用が認められます。
カロテノイドにはニンジンやかぼちゃに含まれるαカロテンやβカロテン、みかんやほうれん草に含まれるβクリプトキサンチン、トマトやスイカに含まれるリコピン、ほうれん草のルテイン、とうもろこしや桃に含まれるゼアキサンチンなどがあります。
イオウ化合物も同様に強い抗酸化作用や殺菌作用があります。
イオウ化合物にはわさびに含まれるイソシアチネート、玉ねぎ、ねぎやにらに含まれるアリシンなどがあります。
(参考図書:きちんとわかる栄養学)
このようにポリフェノール、カロテノイド、イオウ化合物などのファイトケミカルには、健康効果を認め、私たちの身体を守ってくれる効果があります。
私達も自分の身体の健康効果を高めるために、ファイトケミカルが含まれる食材を取っていきましょう!